2016年最後のイラスト紹介!

 サンタクロースを信じる16歳女子高生の田川右京です。日付変わっちゃったけどメリークリスマス。
 2016年最後のblog更新となった今回は、毎月恒例の絵の紹介記事です。12月は3つ描きました。いつものようにコメントを添えてご紹介します。


・『空の向こう』
空の向こう
 『仮面ライダーマッハ / 仮面ライダーハート』が面白かったので描きました。
 彼らの思いと顛末を示すため、同じポーズで上下逆の構図の絵になりました。マッハには炎を、ハートには泥を、というように劇中で印象的だった要素をワンポイントとして使ってます。
 泥の描写があまり上手くいかなかった感じはします。ただの茶色い水という形になってしまって。それ以外は自分の想定どおりに描けたかなと。

・『暁の決着、伸びる影』
暁の決着、伸びる影
 オリジナルイラスト。夜明けに、勇者が巨大な魔物を倒す光景を描きました。
 寺田克也先生の絵を念頭に、魔物の気持ち悪さ、疲れきった勇者、そして勇者から伸びる黒い影を印象的にしようと試みました。
 夜明けという状況もあって、何を描いているのかまったくわからない絵になってしまいました。いかんなぁ……。あと、影の伸びる方向を画面の上手にするか下手にするか、今でも悩みます。いっそ正面でもよかったか? それ以前の問題なのでしょうが。
 反省の1枚となりました。精進します。

・『リューシカ・ラッカ ~わっかのひみつ~』
リューシカ・ラッカ ~わっかのひみつ~
 原作者の安倍吉俊先生つながりで、『灰羽連盟』のラッカと『リューシカ・リューシカ』のリューシカをコンビにした漫画です。ネット上に漫画をアップしたのは初めて。去年から始まったファン企画「灰羽連盟の日」のために描きました。今年「灰羽連盟」の日だった21日(水)には間に合いませんでしたが……。
 『リューシカ・リューシカ』1巻の「その6 そらからおちてきたもの」を元ネタとして、ラッカとヒカリをリューシカのノリに巻き込みました。コミックスから色々ディテールを拾って描きました。
 白黒二値に挑戦しようかと思いましたが、紆余曲折あって結局いつものようにカラー。しかも前述のように、21日(水)には間に合わないという体たらく。そもそも「灰羽連盟の日」なのに『リューシカ・リューシカ』を混ぜていいのか……。「リューシカ・ラッカ」の語感が好きだったのですが。


 今回は以上です。今年の目標の1つ「月に最低1枚、絵を描いてネットにアップする」達成となりました。やったぜ。
 来年はどうなるのかしら。実は既に目標を立てております。相変わらず地味な目標ではあるのですが。
 2016年、お付き合いいただきましてありがとうございました。2017年も、どうぞよろしくお願いします。
 ではでは。

テーマ : 自作イラスト(二次創作)
ジャンル : アニメ・コミック

『仮面ライダー』作品、色々観ました

 12月のblog更新、最初の話題は『仮面ライダー』シリーズ作品の感想です。
 今回感想を書く作品は、

  ・Vシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ / 仮面ライダーハート』
  ・ドラマCD『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ 夢想伝』
  ・映画『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド  & ゴースト with レジェンドライダー』


の3本です。


・『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/ 仮面ライダーハート』
 既に2つ前の作品となった『仮面ライダードライブ』の外伝作品。ハートが仮面ライダーとなる『仮面ライダーハート』編と、仮面ライダーマッハが主役の『仮面ライダーマッハ』編がセットになった内容です。2編それぞれでかなり作風の違う内容となっていますが、どちらも見応えのあるものに仕上がっていました。
 三条陸さんの担当した『仮面ライダーハート』は明るめの脚本。本編で敵の首魁であったハートが七転八倒し、泥まみれになって奮闘する意外性とドラマを兼ね備えた物語でした。現さんとの凸凹コンビも魅力的。本編の展開を踏まえた台詞にも胸が熱くなりました。笑いも熱さも切なさも濃縮された、「陽」のシナリオでした。
 長谷川圭一さんの担当した『仮面ライダーマッハ』のは陰惨かつ強烈な暗い脚本。なかなか朝の子供番組では扱えないような猟奇的な殺人事件や、剛とヒロインの令子、チェイスのドラマを綺麗にまとめていました。『小説 仮面ライダードライブ マッハサーガ』のセルフオマージュらしき部分も好印象。こちらには『ドライブ』の「陰」が濃縮されていましたね。
 演出は石田秀範監督。お話の方向性が正反対の2編ですが、見事に演出しきっていました。さすが巨匠。そして今回のアクション監督は初挑戦の藤井祐伍さん。ハートには肉体の力強さ、マッハには躍動感といった、キャラクターの魅力や特性を存分に発揮させたアクション演出でした。
 今回もNice drive!見事な出来栄えでした。本当に面白かった!

・『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ 夢想伝』
 ドラマCDで発売された『ドライブサーガ』の1つ。『仮面ライダーマッハ / 仮面ライダーハート』の前日譚です。映像作品ではありませんが、キャラクターの魅力は少しも損なわれておりません。立派な『ドライブサーガ』でした。
 チェイサーにマッハ、ハートと様々なキャラクターを主役に据えてきた『ドライブサーガ』ですが、今回の主役はある意味、蛮野天十郎かもしれません。お話の中での蛮野は単なる悪役・やられ役ですが、存在感やインパクトは絶大。ときには豪快にあくどく、ときにはネチネチと嫌味ったらしく……。ドラマCDということも相まって、森田成一さんの声の力に圧倒されました。ある意味で、蛮野のためのドラマCDかもしれません。彼の行く末も期待を裏切らないものになっているのである意味安心。蛮野の魅力(?)が詰まった作品でした。
 もちろん、蛮野はやられ役に過ぎません。物語やドラマの主役は詩島剛です。想定外の形で具現化されたチェイスとの友情、父親である蛮野との完全決着など、剛に欠かせない要素は外されていませんでした。情景がありありと思い浮かぶような台詞と演技で、物語・ドラマへの没入感も抜群。
 声の力を存分に堪能できる作品でした。今回もNice Drive! あ、内容とはまったく関係ありませんが、CD盤面は蛮野の顔でもよかったかもなぁ……駄目?

・『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド & ゴースト with レジェンドライダー』
 冬恒例となった『MOVIE大戦』の進化版。仮面ライダーたちの良さを存分に引き出しつつ、『仮面ライダーエグゼイド』の物語の大事な柱となる要素を改めて提示した映画でした。
 アクション映画としては少し単調な面がありました。変身をせずに戦う、いわゆる素面アクションがあるのは良いのですが、仮面ライダーの登場シーンより時間が長い印象を受けた点と、同じ敵ばかりが登場する点はマイナス。バイク戦もなくシチュエーションにもあまり工夫がないこと、戦闘シーンが続く構成であることも相まって、素面アクションのシーンではただ殴り合っているだけという印象が少し強くなりました。
 そうした単調さを除けば、アクション自体は非常に良い出来栄え。キャラクターの個性を活かしたアクションとなっており、見応えのあるものに仕上がっていました。登場する仮面ライダーたちも、フォームチェンジや各種アイテムを律儀に使用したアクションで個性を最大限に発揮。戦闘シーンの数少ないバリエーションの1つである、3DCGを駆使した巨大パックマン戦にも迫力がありました。
 仮面ライダーエグゼイド= 宝条永夢を中心としたドラマも、シンプルかつストレートに描かれていて好印象。永夢が自身の無力に悩みつつ、泥だらけになりながらも敵に立ち向かう姿は非常にカッコよかった! 先輩ライダーのゴーストやドライブにもすっかりヒーローの風格が出ましたね。ウィザードはちょっともったいない面もありましたが、キャラクターが活かされていました。鎧武は……強引だったけど、妙に納得してしまいました。
 さてこの映画、現在放送中の『仮面ライダーエグゼイド』と密接に関わった映画です。ここからは1つの映画の評価とは別に、『仮面ライダーエグゼイド』の映画としての感想を書きます。
 『仮面ライダーエグゼイド』という物語の柱の1つに、「主人公・宝条永夢が、地道に成功を積み重ねていく」というものがあります。研修医である永夢は仮面ライダーエグゼイドとして敵を倒していきますが、他の仮面ライダーと対立する羽目になったり、様々な人物の嘘や策略に翻弄されます。物語全体としてはこういった対立や陰謀が大きな流れとなり、現時点での永夢はそれに抗えません。自身の無力を痛感する状況の中でも永夢は、患者ひとりひとりの命や笑顔を救うことに自身の存在意義や喜びを見出していきます。また、ライバルの仮面ライダーたちと曲がりなりにも共闘するなど、少しずつではありますが関係を深めていきます。番組が始まったばかりということもありますが、強大な敵を倒すヒーロー番組としての爽快感や達成感よりも、未熟な研修医が成功をひとつひとつ積み重ねることに重点を置いたドラマと言えます。
 今回の映画でもこのポイントは外されていませんでした。医者としても仮面ライダーとしても新人の永夢は先輩ライダーと対等になりえません。高校生である仮面ライダーゴースト = 天空寺タケルにも精神面で圧倒される始末です。映画のクライマックスにおいても、先輩ライダーたちが持ち前の能力や精神力を存分に発揮して敵を撃破していく一方、エグゼイドは相手の八つ当たりによる偶然によって勝利してしまいます。しかも永夢自身はそのことを覚えていません。ヒーロー映画としては異色の決着で、映画の大きな魅力を削いでいるように見えるかもしれません。
 また、この映画には黒幕がおり、その目的はまんまと達成されてしまいます。仮面ライダーたちの勝利は黒幕の陰謀を阻止するには至らなかったのです。
 しかしその後、永夢は先輩ライダーであるタケルの命を救います。突然心臓が止まってしまったタケルに心臓マッサージを施し蘇生させるのです。ヒーローとして大きな勝利を成し遂げたとは言いがたい永夢ですが、1人の人間の命を救うという医者としての成功を収めます。ヒーローが強大な敵を倒すというカタルシスよりも、1人の人間の懸命さがヒーローを救うというドラマを重視したシナリオは、『エグゼイド』の魅力をしっかり提示できたといえるのではないでしょうか。
 戦闘シーンの構成にもう少し工夫が必要ではありましたが、「映画館で観て良かった!」といえる出来でした。『エグゼイド』のファンなら是非。


 今回は以上です。どの作品も満足度は高め。うん、満足。
 さて、今回で今年の目標の1つ「月に1回のblog更新」は達成できました。俺、偉い。
 今年もあと少しですね。このblogも、もう1回くらい更新の予定です。
 ではでは。

テーマ : 仮面ライダー
ジャンル : テレビ・ラジオ

2016年11月、描いた絵は4枚

 毎月恒例、その月に描いた絵の紹介です。
 今月描けたのは4枚。割と予定通りに描けた気がします。どれもこれも、秋という季節の感じられない絵になっておりますが、そこらへんはご容赦を。秋に始まった番組のネタもあるし。
 では毎度のごとく、感想のコメントを付けつつ紹介していきます。


・『We are Magical Girls! 2016』
We are Magical Girls! 2016
 『魔法少女リリカルなのは』から、高町なのはちゃんとフェイト・T・ハラオウンちゃんです。映画の公開が来年の夏に決まったということで描きたくなりました。バリアジャケットとデバイスは『2nd A's』版。先月描きあげようと思ってた絵ですが、何だかんだで11月に持ち越すハメに。難産でした……。
 中央の文字は2人が魔法で出しているのですが、光を出しすぎててわかりにくくなってますね。おかげでどういう状況なのか伝わらない絵になってるかもしれません。背景のことは完全に考えてませんでした。夕方から夜になるぐらいのタイミングという色合いに……なってる……んでしょうかね。
 キャラクターの違いを出せたと思うので、2人の表情は気に入ってます。違いを出すために少しデフォルメしたところはあるけど。特になのはちゃんは普段描かないので、描いててちょっと新鮮でした。
 反省点を挙げだすとキリがありませんが、難産だったこともあって愛着の持てる絵になりました。『2016』ってタイトルに付けたので、来年も描こうと思います。映画も公開されるし。それにしても『2016』とか『2017』って便利でいいなぁ。ネタが増える。……駄目?

・『魔法遊戯リリカルなのはEX-AID』
魔法遊戯リリカルなのはEX-AID
 突然思いついてしまったシリーズ。『魔法少女リリカルなのは』の高町なのはちゃんに、『仮面ライダーエグゼイド』の仮面ライダーエグゼイド レベル1の格好をさせてみました。
 最大の欠点は、なのはちゃんの顔が怖いこと。どうしてこう、可愛くない表情になってしまったんでしょう。目が死んでるといいますか……。悪い意味での着ぐるみ感が出てしまって残念。『エグゼイド』の着ぐるみにある愛嬌や可愛らしさを目指したのですが、やっぱり突然の思いつきで描いてもなぁ。
 そういえば絵の構図といい、レベル1の色合いといい、ビーグル犬で有名な某ピーナッツ作品を思い出します。我ながら不思議。
 ところで、どんなゲームのライダーガシャットで変身したんでしょうか。『なのはポータブル』? それとも『とらいあんぐるハート3』?

・『狙い撃つものは』
狙い撃つものは
 『アクティヴレイド ―機動強襲第八係―』に登場したエルフΣの絵です。9月の絵では描ききれなかったので、今回は主役に据えてみました。描いたのは上半身だけですけど。
 一番力を入れて描いたのは月。瀬名さんといえば女難なので、月を女性に見立ててる感じで描きました。エルフΣの質感も気に入ってます。全体的に見れば、静けさと妖しさを両立できた絵になってるかな、と自画自賛してみます。
 一方で街の明かりが、かーなーりのテキトーさ。パッと見ではわかんないだろうと思ってたのですが……。腰を据えて描けばよかったです。背景はもっと勉強しないといけません。本当に。

・『姫動戦士(きどうせんし)』
姫動戦士(きどうせんし)
 いつも二次創作の絵ばかり描いてる俺ですが、今月はオリジナルの絵を描きました。えーと、スクラップの魔法少女(?)が巨大な敵を倒している光景です。タイトルにはツッコまないでいただきたい。
 念頭に置いたのは、『ふたりはプリキュア』のキュアブラックをスクラップで組み立てるというイメージ。それに、『仮面ライダードライブ』に登場した魔進チェイサーやら、『ヘボット』のネジやら、『仮面ライダーエグゼイド』のゲキトツロボッツやら、『炎神戦隊ゴーオンジャー』の蛮機獣やら、色々詰め込んでみました。早い話、俺の好き勝手に描きました。
 できあがったばかりの絵なので気の利いた感想が思い浮かびませんが、奥の怪物はもう少し凝った方がよかったかも。
 自分の好き勝手に描いたので、見た人にどういう絵なのか、ということが伝わるか不安ではあります。普段から自分の好きに描いてるので今更感はありますが。一方で、非常に楽しく描けた絵です。この調子で、1ヶ月に1回はオリジナルの絵をアップしていこうかな、と思ってます。


 今月は以上です。先月からの宿題が1個あったとはいえ、立てたスケジュール通りに描けました。オリジナルの絵も1個描けて、今月は順調だったかな、と思います。もっといい絵を描ければ、言うことはないのですが。
 ではでは。

テーマ : 自作イラスト
ジャンル : アニメ・コミック

2016年夏以降、色々観ました

 11月のblog更新です。内容は7月から9月のものがメインなんですけど。
 今回は7月から9月の間に俺が観たアニメやドラマ、映画の感想です。10月以降ちまちま書き続けてはいたんですけど、何だかんだで遅くなってしまいました。
 せっかくなので10月と11月に観た映画などの感想もまとめました。……その結果、ますます遅くなってしまったわけですが。
 ではでは、いってみましょう。



【アニメ】
・『アクティヴレイド ―機動強襲第八係―』
 シリーズ構成:荒川稔久、総監督:谷口悟朗というスタッフ構成のSFポリスアクションアニメ。9月に2期が終了したので今回感想を書きますが、どうも分割2クールというわけではなかったようですね。ともあれ、毎週楽しく観ておりました。
 一話完結のスタイルかつ、バトル・策謀・ギャグ・ドラマと毎回趣向の違う内容で、毎週の放送が楽しみなアニメでした。基本となる物語やドラマがしっかりしているため、豊富な細かいネタもうるさくならなかったですね。キャラクターもわかりやすかったし、メカも格好よく描かれていました。プラモデルも、ストライクインターセプターとエルフΣの両方を買いましたよ。明快さと安定の物語が魅力のアニメでした。
 一方で2期に入ってから、キャラクターを活かしきれていない面も見られました。2期で追加されたキャラクターや、1期から立場を大きく変えたキャラクターもいます。しかし物語やドラマの構造に1期からの大きな変化はなく、「もったいないな」と思わされることもありました。特にミュトス。登場人物の中で最も変化の激しいキャラクターだったので、彼のドラマにもうひと工夫加えれば、全体の物語をさらに盛り上げられたのではないでしょうか。キャラクターが明快に描かれている分、物語やドラマへの絡ませ方に少しだけ物足りなさを覚えました。
 もったいない部分もありましたが、毎週安心して観ることのできるアニメでした。あ、ファインファミリアのプラモデルも待ってます。

・『マクロス⊿(デルタ)』
 『マクロス』シリーズの最新作です。歌と可変ロボットアクションが魅力のシリーズですが、今回のアニメは全体的に魅力の乏しい出来でした。
 シナリオ面では盛り上がりに欠けていました。寿命や肉親の罪など、メインキャラクターに重い宿命を背負わせる一方で、キャラクターが視聴者に嫌われないような配慮をした面もあり、結果として当たり障りの無いキャラクターとシナリオができあがりました。その場を盛り上げるためだけで、後々の展開につながらない要素も。薄く雑なシナリオでした。
 シリーズ名物の可変メカ・バルキリーも、戦場で歌うアイドルユニット・ワルキューレに存在感がありすぎたため、存在感が薄くなりがち。3DCG自体の出来は非常によかったのですが。
 褒められる点と言えば、シリーズのもう1つの名物である歌。ワルキューレメンバーの特色が出ており、良い出来でした。
 平板で雑な出来のアニメでした。残念。

・『逆転裁判 ~その真実、意義あり!~』
 有名な裁判ADVを原作としたアニメです。ゲームの方は俺の好きなものの1つですが、アニメの方は力不足な出来でした。
 まず、画が粗かった。登場キャラクターは奇抜な格好をしたり、突飛な言動で特徴付けられていますが、作画や演出がチープだったため、単に変なキャラというだけの印象になっていました。強烈なキャラクターデザインを活かせるだけのパワーがないのは残念。
 また、シナリオがアニメの放送構成にあまり合っていませんでした。淡々と捜査、裁判をこなしていくだけで盛り上がりに欠ける構成でした。原作をプレイしている身からすると、ただゲームの展開を追っているだけという印象が強まりました。できるだけ原作に忠実な展開を心がけているのでしょうが……。
 原作ゲームから細かくネタを拾っているところは好印象。「意義あり!!」の演出もアニメならではのものになっていて、独特のインパクトがありましたね。
 1つのアニメとしても、原作ファンとしてもあまり良い評価はできませんでした。今回は2クールで『逆転裁判』と『2』をアニメ化しましたが、『3』以降をアニメにした2期はあるかな。あ、番組内容自体とはまったく関係ないけど、後の時間帯のアニメとコラボして、『逆転裁判 vs 名探偵コナン』みたいな規格はどうでしょう。ゲームでもいいですけど。キャストはもちろんアニメ版で……駄目?


【ドラマ】
・『仮面ライダーゴースト』
 平成仮面ライダーシリーズも17作目。魂や命がメインテーマの本作、中盤までは楽しく観ていましたが、終盤でケチがつき、有終の美とはいきませんでした。
 遅すぎる終盤の展開が最大の欠点。タケルの選択、2人のマコト、兄との因縁を持つアランなど、面白くなりそうな要素はたくさんありましたが、そういった部分をドラマの盛り上がりにつなげられないという結果に。もっと早くから1つずつ回収していけば、終盤の雑な展開にはならなかったろうに……。本編最終回の唐突さも、遅すぎる展開の影響ではないでしょうか。
 また、終盤になるにつれて同じようなセリフ回しが目立ちました。必殺技を放つときにはお決まりの台詞を言わせておけばいいというような適当さを覚えましたし、大天空寺のメンバーにも「わたし達にできることをやろう」という旨の台詞が数多く見受けられます。台詞の適当さも展開の雑さに拍車をかけていました。
 前述のように中盤までは楽しめました。2話で1つのエピソードを完結させるスタイルでドラマも綺麗にまとまっていたし、戦闘描写も充実していました。玩具のアイディアも使い方も面白かったですね。仮面ライダーや怪人たちのデザインや造型も独特で、一度観たら一生忘れられないもの。そんなキャラクターたちがカッコよく戦う姿も、楽しみの1つでした。
 登場キャラクターたちも印象に残りました。番組に登場するのは、『ゴースト』という怖ろしげなタイトルからは想像つかないような、明るく健康的なキャラクターたち。悪役にも愛嬌のある造形が施されていましたね。番組の明るい雰囲気作りに貢献していました。
 本当に、本当に終盤でもったいないことをした作品でした。


【映画】
・『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキ サーカスパニック!』
 現在放送中の『動物戦隊ジュウオウジャー』の夏の劇場版です。短い映画ですが、『ジュウオウジャー』らしさに溢れた映画でした。
 アイディアやお話自体は良かったと思います。『ジュウオウジャー』らしくキャラクターの心情に寄せたシナリオだったし、戦闘描写にも3DCGを駆使されておりダイナミックでした。大勢のエキストラとのEDダンスも必見。
 アクション映画としては、全体のテンポが少し悪かったです。戦闘が盛り上がり、このまま勢いでいくべきところに余計なシーンを挟むとか。30分と短い尺なので、テンポよく進めてほしいところでした。
 短くも楽しい内容で、大きなスクリーンで観て正解でしたよ。

・『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』
 『劇場版ジュウオウジャー』と併映された『仮面ライダーゴースト』の劇場版。まとまりの足りないシナリオでしたが、映像美に溢れた作品でした。
 登場キャラクターやそれぞれの物語など、シナリオの構成要素自体は魅力的ですが、ひとつのシナリオとしてまとまっていませんでした。特に、マコトの父親・大悟やアランの兄・アルゴスと、重要キャラクターに仮面ライダーが2人もいたのが問題。それぞれの個性や存在感、シナリオ上での役割がかちあっていました。多人数ライダーを主眼に置いた番組ではないし、映画の柱となるタケルの物語の印象を弱めていたので、ゲストの仮面ライダーを1人に絞った方が無難だったのではないでしょうか。演じていた方は素晴らしい方々なので、お2人の個性を相殺するのはもったいなかったですね。
 とはいえ、それはシナリオ上の欠点。映像には問題ありませんでした。ドラマ部分には夜のお祭りや川のせせらぎなどの静かなシチュエーション、親子の別れや指きりなどの切ない要素が活かされており、儚くも美しい映像に仕上がっていました。戦闘はゴーストチェンジや3DCGの駆使された見応えのあるもの。特にクライマックスのゴースト vs エクストリーマーは必見。『ゴースト』の個性を活かした空中戦で非常に迫力がありました。
 美しい画の作品でした。諸田敏監督、お見事でした。

・『シン ゴジラ』
 久方ぶりの和製『ゴジラ』。総監督が庵野秀明さんということで不安もありましたが、そんな不安を吹き飛ばすような素晴らしい出来栄えでした。
 もちろん、気になる点はありました。まず、3DCGで描かれたゴジラの動き方には、ストップモーションのようにぎこちなく見える部分がありました。通常の生物とは違う存在のゴジラではありますが、動き方で作り物めいた薄っぺらい存在感を与えてしまったのは残念。また、音楽や光線などのSEにも、現代的な画の雰囲気に少し合っていないところが。旧作や昭和特撮のオマージュということはわかるのですが、大事にするべきところを間違えている印象を受けました。
 まず挙げる評価点はゴジラの圧倒的存在感。前述のように動かし方で損をした部分はありますが、その不気味な造型や圧倒的な能力、劇中での活躍は非常に魅力的で、巨大なスクリーンに映えるものでした。特に熱線放射シーンは、ハリウッドのスペクタクル大作にも負けないレベルの絶望感。今回のゴジラは、映画全体を支配できる存在でした。
 人間サイドも負けてはいません。劇中では、記憶できないほど大勢の登場キャラクターたちがゴジラに立ち向かいます。とぼけた掛け合いや政治的駆け引き、ゴジラ対策の研究などを交えたシナリオは、リアリティと人間くささに溢れていました。漢字ばかりの字幕や専門的な言葉を早口気味にまくしたてるセリフも、評価点の1つ。通常なら敬遠される要素ですが、この映画においては、その圧倒的な情報量によってスピーディな展開につながっていました。極端な話、正確な意味がわからなくても話の流れで何を意味するのかわかりますし、問題はほぼありません。小気味よく展開しつつも、劇中の登場キャラクター、ひいては日本人の底力を垣間見れるシナリオでした。
 上映時間があっという間に終わる、すごい怪獣映画でした。日本人の、日本人による、日本人のためのゴジラ作品。特撮怪獣モノですが、この作品の延長に現実の日本がある――そんなことを感じさせる映画でした。面白かったし、映画館で観て良かった!

・『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身! キュアモフルン!』
 現在放送中のアニメ『魔法つかいプリキュア!』の劇場版。子供たちの盛り上げ方を熟知した構成で、大人の俺も楽しめる出来でした。
 シナリオ単体で考えると、終盤の展開は少し雑でした。やりたいことはわかるのですが伏線もないため、まるでクライマックスのアクションシーンのためにひねり出したような印象を受けました。また、終盤で登場キャラクターが涙を流すシーンも粗雑。涙が蛇口から流れる水のようにドクドク流れる様は勢いありきの大雑把さを覚え、かえって興ざめでした。子供にもわかりやすい表現をこころがけているのはわかるのですが、感情表現はもう少し繊細に描くべきだったのでは。
 一方で、そういった欠点がかすむくらいに盛り上がる映画でした。伏線も、終盤以外はしっかり張られている丁寧な構成で、登場キャラクターの感情をしっかり描けていました。スピーディでケレン味溢れる戦闘シーンも魅力の1つ。特にゲストキャラクターのキュアモフルンには、フォームチェンジまで用意されていて驚きました。専用BGMもカッコいいものに仕上がっていたし、ゲストプリキュアにふさわしい活躍でした。
 また、子供たちに配布されたミラクルライトの使い方も洗練されていました。ライトをどこで振ればいいのか、しっかり子供たちに教える構成だったことも好印象。子供の目線を意識した映画でした。
 笑いも涙も、熱さや優しさも、すべてが詰まった子供のためのエンターテイメント。大人が観ても面白い映画でした。映画館で観て良かった!

・『この世界の片隅に』
 太平洋戦争中の広島・呉を舞台に、一般市民の主人公・すずの日常を描いた漫画が原作のアニメ映画。主人公であるすずに対して、非常に誠実なつくりの映画でした。
 基本的に一般人の日常を積み重ねていく映画ですが、日常のひとつひとつが丁寧に描かれています。映画全体の盛り上がりも計算されていてテンポも良く、面白いシナリオでした。
 また、キャラクター表現が非常に豊か。素朴で温かみのあるタッチで描かれたキャラクターたちが多彩な顔を見せます。映画の中心となるのはやはり、主人公のすず。基本的にとぼけたキャラクターですが、あるときは艶やかに、あるときは怒りや悔しさを噴出させるなど、喜怒哀楽様々な表情を見せるので退屈しませんでした。すずを演じたのんさんの演技も素晴らしかったです。すず = のんさんと錯覚してしまうほどでした。作画や演出、声優の演技が一体となって、すずという人物が実在しているかのようなリアリティを生み出していました。
 原作と比較した場合、アニメーションへの膨らませ方が非常に面白かったです。まず、絵というすずさんにとって大事な要素をうまく演出に組み込み、要所要所で映画を盛り上げていました。また、原作のすべてを再現するのは尺の都合で不可能なのですが、取捨選択の仕方もうまかったです。すずというキャラクターを軸に、無理なく1つの映画にまとめあげていました。
 すずという架空のキャラクターに誠心誠意向き合った映画でした。2時間以上と意外に長い映画ですが、スタッフロールまであっという間に思えるほどに熱中しましたよ。本当に面白かったです。映画館で観て良かった!


 以上です。毎度のごとくジャンルの偏った視聴内容ですが、面白かったものも多くて気持ちは充実しておりました。幸せ。
 今後はもっと早く更新したいところです。
 本日はここまで。
 ではでは。

2016年10月、描いたのは2枚

 秋も深まる今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。田川右京です。
 今回は毎月恒例、その月に描いた絵の紹介です。10月に描いたのは2枚。予定ならもう少し描けたはずなんですけどなぁ。残念 & 反省。


・『フェイトちゃんは日本語を勉強しています』
フェイトちゃんは日本語を勉強しています
 『リリカルなのは』のフェイトちゃん秋バージョンです。Twitterアイコンも兼ねて描きました。
 読書の秋ということで、翻訳ソフトを使いつつ本を読むフェイトちゃんを描きました。翻訳ソフトのモニタや文字は俺のオリジナル、捏造品です。『リリカルなのは』本編とは関係ありませんのであしからず。日本語の勉強も兼ねての読書なのですが、読んでる本は勉強に向かない気がしますな。
 秋っぽい暖色でまとめた全体の色合いや、フェイトちゃんの肌の質感が個人的にお気に入り。でも服が中途半端か。自室ということにして完全に部屋着っぽくするか、図書館みたいなところを想定しておしゃれにするか……そこまで考えてませんでした。反省。

・『ラッキューロの誕生日だよ! 祝っチャオ! 2016』
ラッキューロの誕生日だよ! 祝っチャオ! 2016
 10月31日は、『獣電戦隊キョウリュウジャー』に登場する楽しみの密偵・ラッキューロの誕生日です。2016年であることとスーツアクターつながりで、『動物戦隊ジュウオウジャー』のジニス様の格好をさせてみました。両者とも、スーツアクターの神尾直子さんが演じられておりましたね。『キョウリュウジャー』本編中でもラッキューロが様々なコスプレをしていましたし、面白いんじゃないかと思いまして。
 ラッキューロ部分とジニス様部分とで、質感に差をつけようとしました。ラッキューロ部分は布や石膏のような質感で人形っぽさを、ジニス様部分はギラギラとした光沢を出して金属感と生々しさを出そうと奮闘。うまくいったかな……? 違和感は出てると思うのですが。
 『キョウリュウジャー』に限らず、スーパー戦隊の絵も色々描いてみたくなりました。時間作って描きたいなぁ。


 今月は以上です。11月は予定通りに描きたいもんだ。
 ではでは。

テーマ : 自作イラスト(二次創作)
ジャンル : アニメ・コミック

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田川 右京

Author:田川 右京
漫画やアニメ、ゲームや小説を広く浅く漁ってます。
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  『なのは』シリーズ
  『ガンダム』シリーズ
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好きな漫画
  和月伸宏先生の作品
  大場つぐみ×小畑健作品
  浦沢直樹作品
好きなゲーム
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