4月から6月の間に観た諸々の感想

 今月2回目のblog更新です。
 今回は、4月から6月の間に観た映画やアニメの感想を書きます。あ、おまけにもう1つ、7月公開の映画の感想も書きますけど。


【アニメ】
・『ジョーカー・ゲーム』
 原作からのファンですが、丁寧なつくりの娯楽スパイ作品で毎週楽しく観ていました。
 原作云々を抜きにして言うと、静かで余韻の残るシナリオを上手に娯楽として仕上がっていました。彩度を少し抑えた画が物語の落ち着いた雰囲気にとって効果的です。その中でキレイに作画されたキャラクターたちが静かに、時には躍動感のある活躍をします。全体的に緩急のバランスがよく、静謐ながらも目の離せない画に仕上がっていました。
 原作ファンの立場で言えば、取捨選択が上手に為されていて感心。基本的に原作に忠実な展開ですが、再構成の末に原作とは異なる展開につながるエピソードもあって驚きました。原作を読んでいても楽しめました。
 一つのアニメとしても、原作モノとしても高い完成度の作品でした。面白かった!

・『コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~』
 6月に2クール目が完結したので、今回の記事に感想を書きます。現実の「昭和」を下敷きにした世界で、ポップな色彩の超人たちが跳梁跋扈する――不思議な魅力を放っているアニメでした。
 メインのお話はこの作品全体を支えるには少し弱いように思いました。時系列を正確に把握するのは大変だし、後半の展開も急すぎて盛り上がりに欠けています。
 それでも俺がこの作品に魅了されたのは、登場する超人たちがその時代の中で生きていることを実感できたからです。どこかで見たような超人たちが多数登場していますが、この作品は単なる先行作品のパロディにとどまりません。現実世界の出来事を下敷きにしているだけあって、戦争や政治、社会のブームなど、超人たちの生き方にはっきりと「時代」や「社会」が裏打ちされていました。
 また、作品の結末にも感服。超人たちで「昭和」を再構築しつつも、それを単なる仮想の箱庭に閉じない構成に、彼らの活躍が我々の世界にもつながっているのかもしれないということを感じさせられました。
 「神化」の次に「平成」があるのかもしれない。そんなことを感じさせられるアニメでした。批判点も出したけど、面白かった!


【映画】
・『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』
 おなじみのアメコミヒーロー、キャプテン・アメリカの映画です。サスペンスとヒーローアクションの合わさった作品ですが、あまり良い出来ではありませんでした。
 キャプテン・アメリカとアイアンマンの双方の事情、確執を軸に物語を展開していく手法は良いのですが、後半の話の中心がウィンター・ソルジャーを巡る2人の対立に寄りすぎています。結局はキャプテン・アメリカとアイアンマンとの個人的な確執に過ぎないという印象を受け、物語にあまり広がりを感じられませんでした。
 アクションシーンも、一人一人のアクションは良いのですが、全体で観ると少しダラダラしていました。映画の尺も長く、ダラダラ感に拍車をかけていたように思いました。
 サスペンスとしての緊張感も、アクション映画としての迫力、爽快感も今ひとつの出来でした。ゲスト出演した新スパイダーマンには今後も期待できますが。

・『デッドプール』
 『ディスクウォーズ・アベンジャーズ』に登場し、わずか2回の登場で話題をかっさらっていったデップーさんの映画です。中途半端な映画になっており、満足はできませんでした。
 デップーさんのふざけたノリで進む映画です。しかしそういった映画やキャラクターの特色を娯楽として堪能できるのは、だいたいX-MENたちから逃げ出すくらいまで。あとはダラダラ真面目で少し陰鬱に映画が続き、前半のはじけたノリが徐々に尻すぼみになっていたのが残念。デップーの回想とを織り交ぜた映画全体の構成もイマイチ。デッドプールのことはよくわかるのですが、娯楽アクション作品としてのテンポやスピード感を確実に削いでいました。
 真面目にデップーの生き様を描いているのか、無茶苦茶ではじけた映画にしたいのか、中途半端なつくりになっていました。映画そのものに価値をつけるのではなく、キャラクター自体をビジネスにしているということはわかりましたが。

・『牙狼 <GARO> ―DIVINE FLAME―』
 『牙狼 <GARO> ―炎の刻印―』の数年後を描いた劇場版完全新作映画。劇場の大きなスクリーンで観賞して大正解と言える出来栄えでした。
 この映画の最大の魅力はアクションシーンです。作品全体にちりばめられた戦闘アクションは劇場版にふさわしく、スピーディでダイナミック。戦闘シチュエーションも1対1の決闘や巨大クリーチャーとの戦闘、騎馬戦や逃げる敵を追跡する状況など、バラエティに富んでいます。決して長くはない尺の中で、スケールの大きい戦闘アクションを十二分に堪能できるアニメでした。
 キャラクターの魅力も健在。TVアニメ版から続投しているレオンやヘルマンたちはもちろん、悲哀のある劇場版からの新キャラも物語を彩っていました。クリーチャー陣もエログロでカッコいいものばかりでGood。
 欠点を挙げるとすれば、緩急で言うと「緩」の部分が少なく、かなりせわしない印象も受けてしまったこと。悲哀やぬくもりを感じることの出来るシナリオなので、そういった部分に少しでも尺を与えても良かったように思いました。緩急のバランスが少し悪かったですね。
 素晴らしい出来に満足したので、『牙狼』シリーズにはできればアニメ版も続けてほしいなぁ、と期待しちゃいます。実写と平行しての制作は厳しいかもしれませんが。今後の展望はともかく、面白かった!

・『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』
 島田荘司氏の推理小説を原作としたミステリ映画です。丁寧ではありますが、少しこじんまりとした映画でした。
 映画というよりはドラマスペシャルに近い印象。派手なシーンがあれば映画らしいというわけではありませんが、瀬戸内海という雄大な舞台で作品全体をパッケージングできなかったように思いました。瀬戸内海は登場人物たちの感情を彩ることのできる魅力的な舞台です。それを活かせばもっと情緒のある画、物語にできたのではないか、と思いました。欠点というよりは要望ですが。それを抜きにすれば、丁寧な画作りで安心して観ることのできるミステリ映画でした。お話も面白かったし。
 原作と比較してみると、要素を取捨選択し、丁寧につなげていった作品だということがわかります。スタッフたちの卓越した技が光っていました。
 作り手の丁寧な技がよく伝わる作品でした。それだけに、ちょっともったいないなぁ。

・『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY ⅩⅤ』
 9/30発売のゲーム『FINAL FANTASY ⅩⅤ』の裏で起こっていたもう一つの物語を描いた3DCGアニメーション作品。映像自体は綺麗ですが、わかりにくい映画でもありました。
 映像自体は美しく派手。魔法や魔物、機械の入り乱れたこの世ならざる戦いをスピーディかつダイナミックに描いていました。また、現代的な大都市でクリスタルや魔法が舞う光景も実にユニーク。『FINAL FANTASY』の名にふさわしい、幻想的で唯一無二の魅力を持つ映像でした。
 一方で、ゴチャゴチャしすぎていて何が起こっているのかわかりにくいのが最大の欠点でした。客観的に観ると、序盤の戦場のシーンでつまづきやすかったのではないでしょうか。俺はゲームの体験版を事前に遊んでいたので、ワープといった作品独自の要素のことは頭に入っていたのですが……。映像としてわかりやすく観せることができれば、もっと作品世界にのめりこむことができたように思いました。
 映画としては欠点のある出来ですが、この映像美を劇場の巨大スクリーンで堪能できて良かったです。ゲームも楽しみ!


 今回は以上です。色々書いたなとは思いますが、3ヶ月という期間を考えると少し観るものが少ないかもしれません。
 それにしても、感想書くのも難しかった……。結局、うまくまとまらなかった感があります。書き直しもアリ?
 本日はここまで。
 ではでは。
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