2016年1月~3月、色々観ました

 今回はちょっと思いついて、2016年1~3月に放映・終了したTV番組や映画の感想を書きます。4月もそろそろ終わるので遅いといえば遅いのですが。
ちなみに、下記の通り非常に偏ったラインナップとなっております。ご了承を。


【実写作品】
・『手裏剣戦隊ニンニンジャー』
 偉そうな言い方になりますが、シリーズ構成・下山健人氏の実力が上がっていくのを、リアルタイムで感じ取れる1年間だったと思います。
 初回はキャラや設定の説明、玩具の販促やドラマ等を無理やり詰め込んだかのような構成で、よく出来たシナリオではありませんでした。しかし物語が進むにつれて、一見結びつかないようなネタが思いも付かない化学反応を起こし、笑いあり、涙ありのドラマを作っていくようになります。間抜けに見える要素が意外な逆転劇に結びついていく回もあり、その手腕に感心しました。ベテランの演出陣が脚本の良さを引き出しきれていないのでは、と思える回もあったほどです。
 型破りながらも娯楽の王道。脚本がすべてではありませんが、下山健人という才能がプロフェッショナルの階段を駆け上っていくかのような1年間でした。

・『臨床犯罪学者 火村英生の推理』
 原作のファンだったので楽しみにしていたドラマです。そういう先入観もあるのでしょうが、少し厳しい評価となりました。
 各話で原作となる短編を尊重しつつ、ドラマオリジナルとなる1つの物語をシリーズ全体でつくっていく点はいいと思います。しかし各話で描かれる事件に比べて、ドラマオリジナルの話が非常にありきたり。ドラマオリジナル話にだいぶクローズアップした構成をとったことも、各話の印象にも影響を与えていました。原作云々を抜きにしても、退屈な話をシリーズの軸に据えるより、1話完結のドラマを徹底した方が良かったと思います。1話完結のドラマの中にも、主人公のキャラクターを浮き彫りにしてシリーズ全体のカラーとした例は見受けられるので。演出もあまり上手ではありませんでした。合成や編集の仕方がイチイチ仰々しくて、観ていて引っかかります。
 キャスティングや役者さんの演技は魅力的です。特にアリス。とても可愛いらしいキャラクターで視聴者を物語に引っ張ってくれました。余談ですが、SHT経験者が多数キャスティングされていたのに驚愕。
 各話原作の出来と俳優さん方の魅力に助けられたドラマだったと思います。

・『精霊の守り人』
 原作、アニメ共に未見。ファンタジーの世界を魅力的に描けたドラマだったと思います。
 彩度を抑えた画面の色合いや、リアリティのある衣装やメイク、ロケ地での撮影等で作品世界の雰囲気を上手に作っていたと思います。キャスティングも説得力のある方々で好印象。短槍をメインとした激しいアクションも好みでした。こういうジャンルのものに付き物の専門用語もある程度脚本上でフォローされています。
 一方で魔物の描写が少しわかりにくかったです。違う世界のものであることを印象付けたかったのでしょうが……。また、魔物などの描写で使われる3DCG合成にも違和感を覚えました。画面とうまく馴染んでおらず、いかにも3DCGという感が残っていたのが残念。
 ともあれ、シーズン2も楽しみな出来だったと思います。良い画でした。しかし次は来年1月ですか……。クオリティを高くするためでしょうからいいんですけど。


【アニメ】
・『Go! プリンセスプリキュア』
 瑞々しくも丁寧にまとめられた作品です。
 初回のアクションシーンに元気があり、いきなり心をつかまれました。全体的な作画や演出、キャラクターの演技も良く、安心して物語に没入できる出来栄えだったと思います。
 シナリオについて言えば、過去作品の良いところ、魅力的な点を上手に吸収、構成できていました。『プリキュア』シリーズの現時点における集大成といったところでしょうか。綺麗なシナリオでした。
 美しく、可憐な作品でした。では、ごきげんよう。

・『牙狼 紅蓮ノ月』
 『牙狼』のアニメ第2弾。地味な出来の作品になってしまいました。
 敵味方関係なく、愛憎や執着の入り乱れたドロドロの人間模様で織り成す物語でしたが、後半以降はそういった魅力が尻すぼみになった印象です。設定や人間関係をうまく物語やドラマの盛り上がりにつなげられなかったのが残念。王道というより陳腐になってしまいました。
 平安時代の要素も上手く活かせていなかったような。『牙狼』シリーズとは相性の良さそうな時代設定なのですが……。
 アクションや作画においても、最終回を除けばそこまで動いておらず、間延びした演出になっていたと思います。
 素材自体は良く、前半までは面白かったのに……。惜しいなぁ。
 
・『ブブキ・ブランキ』
 セルルックの3DCGアニメということで興味を持ちました。詳しくないのですが近年こういう作品が増えたらしいですね。観てみると、置いてけぼりをくらう作品でしたが……。
 3DCGを2D作画の代用品として使っているに過ぎないのが残念。キビキビ動いても良かったのでは。キャラクターの表情や動きのバリエーションも少なく、格好の違うキャラがまったく同じに見えることも。3DCGだからって楽ができるわけではないというのは理解できますが、もう少し豊かなアニメーションが観たかったです。
 シナリオについても、スタッフの独りよがりという印象。作品の設定も、キャラクターの素性や関係もよくわかりません。スタッフの語りたいことを、スタッフの語りたいペースで作られた物語には正直混乱しました。
 新しい時代が来たと思ったけど、見栄えだけだったかな?

・『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』
 ガンダムシリーズの新作です。尖った作品でした。
 ガンダムバルバトスの凄さはよーくわかるのですが、他のMSの魅力に乏しい作品でした。特にギャラルホルン側の機体については、バルバトスの的という印象しか残らないのが残念。戦闘回の少なかったことや、ギャラルホルン側キャラクターの薄い存在感も、MSの印象に拍車をかけたと思います。
 この作品の魅力はやはり鉄華団。視聴者側の世界での良識に縛られず、傷付きながらも突き進む彼らの生き様は荒々しく不器用で、鮮烈でした。最終回でのオルガの叫びも心に突き刺さりました。バルバトスの暴れぶりも相まって、鉄血というタイトルにふさわしい奴らだったと思います。
 鉄と己の感情を容赦なく叩きつけるこのアニメは、ガンダムシリーズということを抜きにしても刺激的でした。秋からの第2期も楽しみにしておりますよ。


【映画】
・『映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪ 奇跡の魔法!』
 春恒例のオールスターズ。今年も歌とダンスがメインの映画です。ミュージカルとしてよく作られた映画でした。
 ミュージカルがドラマ部分だけでなく戦闘シーンにも活かされており、面白かったです。それぞれのシーンごとに凝った演出がなされていて、最後まで飽きることなく楽しめました。
 歴代プリキュアの登場配分も今回のものが妥当だと思います。これからもこういう形で世代交代が行われていくのでしょうね。
 ただ、堀江由衣さん演じるキュアマジカルの歌声に少し違和感を覚えました。決して下手なわけではないのですが、挿入歌のような歌声だったのでお芝居との落差が気になったのです。
 映画館で楽しく観ることのできる作品でした。来年以降も楽しみですね。

・『仮面ライダー1号』
 これまた春恒例の仮面ライダー映画。不滅のヒーロー、仮面ライダー1号こと本郷猛のための映画です。
 王道のシナリオでしたが、仮面ライダーライダー1人対多数の怪人というアクションばかりで単調でした。例年のオールスター映画と同じ要領で撮ったのが災いしたのでしょうか……。戦闘シチュエーションやアクションの質、映画の流れをもう少し考えて撮ってほしかったです。
 それでも藤岡弘、さんはやはり偉大でした。傷だらけで、「カッコいい」とか「ヒーローとして説得力ある」のような言葉では言い尽くせない存在。藤岡弘、さん=本郷猛というのは間違いないです。本当に、日本の宝。
 確かに娯楽映画としてはそこまで良い出来ではありません。それでも、今の日本に藤岡弘、さん、そして仮面ライダーたちがいてくれたことに感謝した映画でした。観て良かった!


 今回は以上です。これからも気が向いたら、こういう形で感想をまとめたいと思います。
 ではでは。
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